西からの風

フランスとイギリスで海外生活は33年。娘は大学卒業後、日本在住。旦那と2人暮らし。還暦過ぎたおばさんが、覚え書きにとブログを再開しました。おばちゃんの独り言にお付き合いください。

カテゴリ: 家族

昨日は夏至だった。

これから日が短くなると思うと切なくなる。
この2ヶ月の短い夏を楽しまないとね。。。


“来年の頃を言えば鬼が笑う”

とよく母から言われたものだが、
もう来年の旅行の計画を立ててる同僚。
そしてもう来年の有給の予約までしている。





私の1週間の有給が来週なのだが、
“どこに行くの?”
って、さも、私がホリデーに行くかのようにたずねてくる。


“私は別に何もしないよ。
ただ娘の卒業式にいくの。
娘が借りてる家をでるから、
娘の荷物を持って帰るのが私たちの仕事。
一泊するだけ”

とこたえると、

“あらあ、もっと長くどこかに寄ってくればいいのに。
せっかく遠出するんだものねえ”
私にはあなたのような体力はありません。卒業式、引っ越し それだけで手一杯です!



ちなみに彼女は娘夫婦とオーランドのディズニーに行くとか。
“半分は子守りようなものなのよ”
っていいながら ニヤニヤ嬉しそう。
誇らしげ って言う方が正解


来年の今頃、私たちどうしてるんだろう。

家族みんな元気ならいいわ😃









6月末の卒業式

2日仕事を休み、
ホテルに一泊します。

ドレスも買ったし
準備はもうできてます (笑)。

卒業式に参加できるゲストは2人と制限されてますが、
エクストラのチケットも運が良ければとれるとのこと。
娘はボーイフレンドのチケットを狙ってます

卒業式の模様はストリーム配信されるので、
日本の叔母たちもみられそうです。
便利になったものです。



卒業式に参加できることを大学入学当時から楽しみに待ってた私。
スマートなドレスにガウンを着て颯爽と歩く娘。
名前を呼ばれ壇上に上がり、卒業証書を受け取る。
娘が成長した過程で、
今までの私たち家族3人に人生に
関わってきた、全ての人、全てのものに感謝して、
3人が共に人生の節目の瞬間を分かち合う。
大きな意味があると思うから。



ところが、びっくりしたのは、
日本では、親が卒業式に参加するのは過保護だ 
っていう風潮があること。


そう言えば私のお友達、
入学式は参加したけど、卒業式は行かなかった!

“上京して新しい環境下で心配だった。
娘のアパートの契約、生活必需品の購入とかで
入学式までずっと一緒だったからその流れで参加した”。
って。

まあ こちらの学校生活 って
子供の入学式そのものがないものね。

フランスもイギリスも新入学の第一日目、
なーーんにも特別なことなどなし。

幼稚園の第一日目だって、
小学校だって、
学校に送り届けて、
ハグしてキスして
“じゃあね、バーーイ” (爆)

私たちが学校行事で親子揃って参加したのは、
公立から私立の学校に移った6th Form (日本では高校2年3年次)の
Lower 6 の時に
アッセンブリーがあった時だけ。
Upper 6 も通常なら行われるはずでしたが、コロナで中止でした。

だから大学の卒業式くらいですもの、
 “式典” の機会 って!!



大学入寮時、
9月末、
イギリスの高速道路は
新入学でたくさんの荷物を積んだ車でいっぱいになります。

あれから4年。
6月末、
大学の街への最後の車の旅となります。
旦那と2人で行きます。









今のお向かいさん。

めったに言葉を交わさない。
40代のカップルで3人の子供さんがいる。
彼らがそこに住み始めたのは、6年くらい前。
その当時、1、2度話をした程度。

向こうもこちらも “無関心” 。
お互い引き合うものがないのだから仕方ない。
不必要な近所付き合いがないのは助かる。


以前は初老夫婦が暮らしてた。
お二人でよく散歩をされていた。
出会うと必ず挨拶して、
何かしらたわいのない話をしていた。

ある日、ご主人が入院したと聞いた。
びっくりした。
ガンだった。 
長くはないときかされた。
言葉が出なかった。

彼が亡くなったあと
奥さんは娘さん夫婦との同居を選んだ。

娘さんは、
お母さんのために、
自分の家の車庫を改増築して
リビングルーム、台所、トイレをつくった。

長年連れ添った伴侶をなくして
どれほど寂しく心細く
苦しく悲しい彼女にとって、
娘さん夫婦がどれだけ支えになったことだろう。

おげんきかしら?

健やかに過ごしていらっしゃることを願うばかり。





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